ぬこと妄想と140文字
写真共有SNSを始め無作為にフォローした中に不思議な女子がいた。彼女は私が見た夢の風景を翌朝必ずupする。最初は偶然と思ったがそれが一月続いた。流石に気になり彼女と会う約束をする。待合せ場所に現れた彼女を見て声を失う。私と同じ顔と体格、モノクロームの。これも夢か #twnovel
二代目の横領が発覚して以来、後始末に追われろくに眠っていない日々が続いていた。世間からは「あそこは終わった」と言われているが、俺はそうは思っていない。この件に決着を付けたら俺が絶対に再生させてみせる。ただ、今夜だけはゆっくり眠りたい。雨の音とお前に包まれて。#twnovel
あいつはいつも俺を苛立たせる。時には殺してやりたいとも思う程に。こんなに醜い感情にさせる奴が嫌いでたまらない。しかし本当に殺す訳にはいかない。俺は自分を殺すことにする。大丈夫だ、いつもそうしてきた。替えの俺はまだいくらでもいる。慎重に汚い一人の俺を消してゆく。 #twnovel
台風は嫌いじゃない。それは幼い日の思い出のせい。毎日仕事で帰りの遅かった母も台風の日は早く帰ってくる。その日も母は夕方には家にいた。早めの夕飯を済ませ、ふと気づくと雨も風も止んでいる。「外に行ってみよう」嬉しそうな母。台風の目、二人で見上げた空に北極星が光る。 #twnovel
道に迷ってしまった。見知らぬ街並みに不安で胸が押し潰されそうだ。三叉路の片隅で呆然と空を見上げると黒い羽に青い模様の美しい蝶が目の前をくるくると舞う。蝶はついて来いと言わんばかりに僕を誘う。蝶について行くと、そこには黒い体に青い瞳のママの姿が。僕は喉を鳴らす。 #twnovel
「月が綺麗だね」なんて言われて、なんとなくその気になってしまった私が馬鹿だった。今朝枕元に貴方はいない。ただあの瞬間、貴方と私の間に確かに何かがあった。それが何かを確かめる為、また次の満月の夜に貴方の元へ私は向かうだろう。うさぎだってオオカミになれる夜。 #twnovel
サヨナラと言ったキミの声は蝉の声に掻き消された。本当は聞こえていたけれど、僕は聞こえないフリをする。せめてこの夏が終わるまでは、と。僕のメーターは回り続けている。#meterfes #日本妄想協会 #ザ壁部 http://t.co/4viysUq
「夜を超えてゆくのさ~流星の~サドルで~」何気なく歌う君の後ろで、ふと考える。流星のサドルって何だ?流れ星にまたがるのか?きっと歌詞に深い意味などないのだろう。今君の漕ぐ自転車に私が乗っている、その現実があるだけ。腰に回した手に力を入れる。夜が終わらないようにと。#twnvday
未来未来。夏の日差しの下無邪気に遊ぶ子供達。手が片方無い子、極端に小さい子、髪の無い子。飼育小屋には耳の短い緑色の瞳をしたウサギ。随分昔の誰かの言葉が浸透するのに、我々は大きな犠牲を払ってしまった。そう、あの地震と事故のあの日から。 「みんな違ってみんないい」#twnovel
小さなパーツを繋ぎ合わせて作りだす。ほつれてくる糸に焦り、思わぬところで繋がっていたり、繋げたつもりが繋がってなかったことに驚いたり。裏側では必死でもがいて。人に見られるところだけはすました顔で。でもだからこそ、裏側が愛おしい。 #twnovel